アンドレウ・シモン、吉住友里がKAI70kで優勝
現在開催中のマウントフジ100 Mt. FUJI 100 の距離69.4km、累積標高3,493mのトレイルランニングレース、「KAI70k」(カイ70k)において、アンドレウ・シモン Andreu Simon Aymerich(スペイン)、吉住友里 Yuri Yoshizumi(日本)の両選手がそれぞれ男子、女子の優勝を勝ち取りました。
「KAI70k」は富士北麓公園・富士山の銘水スタジアム(山梨県富士吉田市)をスタート、フィニッシュ地点とし、4月26日(金)の深夜24時にスタートするレースです。制限時間は21時間となります。
男子のレースはアンドレウ・シモン、長田豪史 Goshi Osada(日本)、イ・シンジン Xingjing Li(中国)の三人がリードして始まりました。一度は遅れをとったアンドレウ・シモンがコース後半のテクニカルな山岳区間に入るとリードを奪います。そのまま、後続選手に対する差を広げ続け、7時間7分34秒で富士山の銘水スタジアムにフィニッシュしました。最後まで激しい競り合いが続いた2位争いはイ・シンジンが制し、長田が3位となりました。
女子のレースの前半はステファニー・ホウ Stephanie Marie Howe(米国)が先頭を走り、地元在住の吉住友里が続きました。山中湖きらら(K2、25.3km)からの山岳区間に入ると、吉住が先頭に立ち、そのままリードを広げます。そのまま吉住が8時間7分44秒で勝利しました。2位には岩井絵美 Emi Iwai (日本)が8時間26分14秒で続き、3位は秋山穂乃果 Honoka Akiyama (日本)で8時間35分32秒でした。
男子優勝のアンドレウ・シモンは1型糖尿病と診断されて医師から人生で打ち込める何かを探すことを勧められたことがトレイルランニングを始めたきっかけでした。「夜の間、ランナーの皆さんと一緒に富士山の周りを走るレースをできたことは楽しい経験でした。次は100マイルを走るために大好きな日本に来たいと思います。」
男子2位の長田豪史は「山中湖きららからアンドレウが一気にペースを上げたのでついていこうとしたが、自分の力が足りなかった。緊張感のあるレースでいい経験ができました。」と話しました。
女子優勝の吉住友里はトレイルランニングの練習環境を求めて富士吉田に移住して6年になります。「日頃慣れ親しんだトレイルでも夜に走ると新しい発見があり、非日常的な体験ができました。コースのあちこちで応援の声をかけてもらえたのが力になりました。」と今回のレースを振り返りました。
「KAI70K」と並行して開催中の「FUJI100mi」はともに4月27日(土)21時に最終締め切り時刻を迎えます。
KAI70k リザルト(リザルト速報はこちら https://leaderboard.runnet.jp/?tri=02524_20240426_01 )
(男子)
1 アンドレウ・シモン Andreu Simon Aymerich 7:07:34
2 長田 豪史 Goshi Osada (JPN) 07:29:09
3 イ・シンジン Xingjing Li (CHN) 07:31:02
4 笠木 肇 Hajime Kasagi (JPN) 07:34:10
5 中才 雄介 Yusuke Nakasai (JPN) 08:11:18
6 町田 知宏 Tomohiro Machida (JPN) 08:18:50
7 高口 剛介 Gosuke Koguchi (JPN) 08:21:18
8 森本 幸司 Koji Morimoto (JPN) 08:21:57
9 木村 隼人 Hayato Kimura (JPN) 08:22:11
10 山谷 良登 Yoshito Yamatani (JPN) 08:24:48
(女子)
1 吉住 友里 Yuri Yoshizumi (JPN) 08:07:44
2 岩井 絵美 Emi Iwai (JPN) 08:26:14
3 秋山 穂乃果 Honoka Akiyama (JPN) 08:35:32
4 小川 咲絵 Sakie Ogawa 08:46:46 (JPN) 00:39:02
5 ステファニー・ホウ Stephanie Marie Howe (USA) 08:48:09
6 板橋 黎華 Reika Itabashi (JPN) 09:10:12
7 福田 恵里佳 Erika Fukuda (JPN) 09:14:04
8 山内 菜摘 Natsumi Yamauchi (JPN) 09:18:05
9 小谷 奈穂 Naho Kotani (JPN) 09:25:38
10 冨井 菜月 Natsuki Tomii (JPN) 09:53:57