「Emotional Discovery」(感動的な発見)の週末が始まる・マウントフジ100の開催を前に有力選手が参加して心境を語る
マウントフジ100 Mt. FUJI 100 (旧称 ウルトラトレイル・マウントフジ ULTRA-TRAIL Mt. FUJI)は10回目となる大会を4月26日(金)、27日(土)に開催します。富士山麓の山、森、街を駆け抜ける距離166.6km、累積標高7,039mの「FUJI100mi」(フジ100マイル)と、そのコース後半にあたる距離69.4km、累積標高3,493mの「KAI70k」(カイ70k)の二つのレースに3,400人の選手が参加します。うち450人は海外からの参加となり、世界34の国と地域から選手が参加する国際的な大会となります。
FUJI100miのスタートまで12時間に迫った4月25日木曜日の午後、富士北麓公園・富士山の銘水スタジアムで今回の有力選手を招いたプレゼンテーションが行われました。各選手のコメントを紹介します。
2022年にこの大会の100マイルで準優勝の土井陵 Takashi Doi:「今回で大会に参加するのは6回目となります。大きい目標を語れ、と周りからいわれましたが、やっぱり、いつも通りに自分の走りをしたいと思います。」
2018年のこの大会で10位になった経験を持つデン・グォミン Guomin Deng (CHN) :「6年前にマウントフジを走ってから6年が経ち、私自身も成長できたと思っています。いい結果を出せるよう、頑張ります。」
2014年のウェスタンステイツのチャンピオン、ステファニー・ホウ Stephanie Howe (USA) :「マウントフジ100を通じて、日本の文化、地域の皆さんとの交流を楽しみにしています。もちろん美しい富士山の眺めを見ながら走るのも楽しみです。」
昨年のこの大会で2位の川崎雄哉 Yuya Kawasaki:「自分の体調と向き合いながら、走る時はしっかり走って、 耐えるときはしっかり耐えて、自分のレースができればいいと思います。」
香港在住で2018年のSTYで5位になった経験を持つジョン・レイ・オニファ John Ray “Stingley” Onifa(PHI):「このレースでは強い心を持ってどんどん前に行きたいと思ってます。もちろん素晴らしい富士山の景色も日中は楽しみたい。」
昨年のKAI70kで優勝した田村健人 Kento Tamura:「100マイルを走るのは初めてで、正直自分の中で何が起こるかわかりません。コース上でしっかり自分と向き合ってフィニッシュまでたどり着きたいです。」
KAI70kに出場する男子優勝候補の長田豪史 Goshi Osada:「目標は優勝です。世界レベルの成績を目標にして積極的なレースをしたいと思います。」
2022年のTransgrancanaria Classicで優勝したアンドレウ・シモン Andreu Simon Aymerich (ESP):「日本に来るのが夢でした。100マイルを走るつもりでしたが膝のケガのため70kmに変更しましたが、頑張って走ります。」
昨年のFUJI100マイルで3位の大淵千鶴 Chizuru Ofuchi:「いつも通り楽しんで走りたいと思います。ライバルは自分自身です。」
2023年のBandera 100kで2位のニコール・ビター Nicole Bitter (USA) :「私はウルトラトレイルのレースを走る時には楽しむことを一番大事にしています。そしてそこで新しい体験をすることを楽しみにしています。今回も富士山を見ながら楽しんで走ります。」
2018年のUTMFチャンピオンで2023年にはウェスタンステイツ、Hardrock 100、UTMBを相次いで制したコートニー・ドウォルター Courtney Dauwalter(USA):「2018年のマウントフジでは素晴らしい経験ができ、その時から絶対にまたここに戻りたいと考えていました。今回は最後まで自分の力を出し切ること、フィニッシュ地点で皆さんと一緒に大会開催を喜び合うことを目標にしています。」
富士登山競走で現在五連覇中の吉住友里 Yuri Yoshizumi:「トレイルランニングに出会って、プロアスリートとして独立した時にトレーニング環境を求めて富士吉田に移住しました。大好きな場所で行われるレースを走ることを嬉しく思います。」
日本を代表する国際的なトレイルランニング・イベントの開催地として、富士山周辺エリアの各地は世界の34の国と地域から集まるトレイルランナーやその家族を迎え、今回の大会の副題である「Emotional Discovery」(感動的な発見)の舞台となります。