Mt.FUJI100は本日設立された国際トレイルランニングシリーズ「ワールドトレイルメジャーズ」に参加いたします。

千葉達雄：Mt.FUJI100　共同代表

「Mt.FUJI100が、世界中の素晴らしいレースが参加するこの新しいトレイルランニングのプロジェクトの一員として参加できることを大変光栄に思います。日本の象徴である富士山の麓で、世界中から集まる皆さんと、トレイルランニングを通じて素晴らしい冒険と経験を共有できることを楽しみにしています。」

ワールドトレイルメジャーズとは

以下ワールドトレイルメジャーズ、プレスリリースより転載

ワールドトレイルメジャーズ誕生 -  多様性、尊重の心、持続可能性、独立性を体現するトレラン及びウルトラマラソンの枠組みです 

本日2023年11月13日、私たちはワールドトレイルメジャーズの発足を発表できることを嬉しく思います。ワールドトレイルメジャーズとは多様性、尊重する心、持続可能性、そして独立性といった価値観を体現するトレイルランニング及びウルトラマラソン大会の枠組みです。この枠組みでは、世界中の素晴らしいレースとレース主催者が集結し、彼らが持つ地域の知識を活かしコミュニティを中心に据えながら新たな世界規模のレース体験を提供することを目指しています。

トレイルランニングとウルトラマラソン大会はこれまで複雑でときに予測困難な進化をたどってきました。このスポーツの進化を適切な方向に導くために、複数のレース主催者が何十年もの間に蓄積された知識と経験を活かし、トレイルランニングとウルトラマラソンの本来の精神を守るための枠組みを結成しました。

このワールドトレイルメジャーズ大会の基本は堅実かつシンプルなものです。

1. 多様性とは、トレイルランニングが持つ多様な側面を受け入れ、このスポーツを文化的で社会的なアクティビティとして更に向上させることを指します。トレイルランニングとウルトラマラソンは、非常に多様で変化に富んだスポーツです。ひとつひとつのレースが唯一無二で距離や地形が異なり、選手は無限に広がる様々な経験を得ることができます。多様性はトレイルランニングの中心的価値のひとつであり、大切にしていかなくてはなりません。
2. 尊重の心とは、レース開催地の環境を大切にし、より良くしていく意欲を持つことを指します。あなたが参加するレース開催地の風景は、このスポーツが誕生する以前からそこに広がっていたものです。自然環境と地域の習慣を尊重する。トレイルランニングを通じた活動と地域社会、環境が共に向上し合うよう努めることが重要です。自然の中で行うアクティビティは、いつでも自然環境を尊重し大切に扱わなくてはなりません。私たちの活動は、スポーツだけでなく、地域や世界全体に広がる影響力を持っていることを心に置いていてください。
3. アイデンティティとは、各大会がその地域の環境と、そこで育まれてきたストーリーにインスパイアされ、独自で鮮やかな個性を構築することを指します。各大会の個性は、選手、レース関係者、そして地域のコミュニティにとって、永遠に残る遺産となります。これによって各大会は忘れがたい素晴らしいスポーツの経験として刻まれていきます。

ワールドトレイルメジャーズは、急速に進化するスポーツの課題を解決することを主眼としたものではなく、むしろ全てのランナーや大会主催者にインスピレーションを提供し、新たな発展の方向性を示すために生まれた枠組みです。

トレイルランニングとウルトラマラソンは、他のスポーツとは異なり、自然のアウトドア環境でシンプルなルールで楽しむことができるスポーツです。選手は複雑なルールに縛られず、自然の中で自由なランニング体験ができます。ワールドトレイルメジャーズの枠組みでは、このスポーツの真の価値を守りつつ、誰にでも開かれ、アクセスしやすい気風を保ちたいと考えています。地域の組織を巻き込み、地域コミュニティを大切にし、地域経済を活気づかせる。レースそのものは自然環境への影響を与えない形で運営されることが重要ですが、選手にとっては大会が生涯心に残る素晴らしい思い出となるべきです。ワールドトレイルメジャーズは、2024年に初めて開催されるオープンな大会で、以下の大会が予定されています。

 

• 香港100ウルトラマラソン：アジアのトレイルランニングを国際的に一躍有名にした大会のひとつ。2024年1月18日～21日、距離102km、獲得標高5,314m、香港
• ブラック・キャニオン・ウルトラズ：アメリカの先住民族の交易路や古い駅馬車のルートを走る、生粋のアメリカン・トレイル・ランニング大会。2024年2月10日～11日、距離100km、獲得標高1,250m、米国アリゾナ州フェニックス
• ザ・ノース・フェイス・トランスグランカナリア：世界のトレイルランニング大会の中でも存在感抜群なクラシックレースの一つ。2024年2月21日～25日、距離126km、獲得標高6,804m、スペイン、カナリア諸島
• Mt.FUJI100：日本最高峰であり象徴的な意味を持つ富士山の麓で開催される日本式トレイルランニング大会。2024年4月26日～27日、距離167 km、獲得標高7,039m、山梨県富士吉田市
• MIUT - マデイラ・アイランド・ウルトラトレイル：壮大なマデイラ島で開催される象徴的な大会。2024年4月27日～28日、距離115km、獲得標高7100m、ポルトガル、マデイラ島
• スイス・キャニオン・トレイル：1994年に設立され、皆が一度は出たいと憧れる中欧の大会。2024年6月7日～9日、距離111km、獲得標高5,350m、スイス、ヴァル・デ・トラバース
• サウス・ダウンズ・ウェイ： 歴史あるサウス・ダウンズ・ウェイをたどる100マイルレースは英国で愛され続ける人気の大会。2024年6月8日～9日、距離161km、獲得標高3,800m、英国ウィンチェスター
• ケベック・メガ・トレイル: ケベック近郊の山々で未開の地を駆け抜けるトレイルランニングレース。2024年7月5日～7日、距離160km、獲得標高6,500m、カナダ、ケベック州
• RMBウルトラトレイル・ケープタウン：アフリカで最も発展した国際的な都市に隣接する山で開催されるレース。2024年11月22日～24日、距離166km、獲得標高7,516m、南アフリカ、ケープタウン

 

ワールドトレイルメジャーズに参加する各レースのディレクターからのコメント

ジャネット・ウン、スティーブ・ブランマー：香港100ウルトラマラソン　創設者及びレースディレクター

「ワールドトレイルメジャーズに参加し、世界中の素晴らしい大会の一つとして名を連ねることができることを大変嬉しく思います。各レースは、参加する選手に最高の経験を提供することを使命としています。私たちもワールドトレイルメジャーズにご参加いただく皆様を心より歓迎し、忘れがたい体験をお届けいたします。」

ジャミル・クーリー：ブラック・キャニオン・ウルトラズ　創設者

「ブラックキャニオン100kmが、世界中の著名なトレイルレースが共演する、まさにトレイルランニングの祭典とも言えるワールドトレイルメジャーズに加わることに、感慨深さを覚えます。」

カルロス・トレント：ザ・ノース・フェイス・トランスグランカナリア　レースディレクター

「ワールドトレイルメジャーズは、私たちがこれまでの経験してきた中で最も重要なプロジェクトです。これはグラン・カナリア島だけでなく、世界中の他の地域にも私たちのスポーツの価値を広めるための長期的なビジョンを持つレース同士の提携です。」

千葉達雄：Mt.FUJI100　共同代表

「Mt.FUJI100が、世界中の素晴らしいレースが参加するこの新しいトレイルランニングのプロジェクトの一員として参加できることを大変光栄に思います。日本の象徴である富士山の麓で、世界中から集まる皆さんと、トレイルランニングを通じて素晴らしい冒険と経験を共有できることを楽しみにしています。」

シドニオ・フレイタス：MIUT-Maderia Island Ultra-Trail　レースディレクター

「ワールドトレイルメジャーズは、トレイルランニングの真髄を体現する名門レースが集まるイベントであり、この枠組みに参加できることは非常に名誉なことだと感じています。世界各地で開催されているこれらの象徴的な大会を通じて、ランナーは挑戦とインスピレーションを味わい、オフロードランニングの美しさと冒険の真価を認めるトレラン愛好者の世界的なコミュニティが育まれています。このエリート集団の一員になることは、私たちのトレイルランニングへの卓越したコミットメントを示し、このプロジェクトによって私たちはより一層トレイルランニングに専念していくことになるでしょう。私たちは、このような世界的に有名なレースの枠組みに参加できることを非常に嬉しく思っており、世界中からランナーの皆さんをお迎えし一緒に冒険を共有できることを心待ちにしています。」

パトリック・クリスティナ：スイス・キャニオン・トレイル　創設者兼ディレクター

「スイス・キャニオン・トレイルは、30年以上前にヨーロッパにおけるトレイルランニングのパイオニアとなった大会です。私たちのただひとつの目標は、私たちの地域、その風景、私たちが生み出す雰囲気、そしてボランティアの力を共有することです。トレイル・スピリットは常に私たちの原動力となってきました。そして私たちの心の中にいつもあるのは、共有するという言葉です。私たちにとってトレイルとは、私たちが走っていく地域からお借りして冒険を味わうものであり、そこには最大限の敬意を払わなくてはなりません。それは、私たちが未来を担う子どもたちから自然環境を借りているという考え方と同じことです。トレイル・スピリットを守り、この母なる地球を保護していくための努力をしていきましょう。」

ジェームズ・エルソン：サウス・ダウンズ・ウェイ100　レースディレクター

「この素晴らしく多様で、持続可能かつ独立性を重んじるレース・イベントの一員として、私たちが信じる方向にこのスポーツを成長させる手助けができることに、大いに興奮しています。第12回サウス・ダウンズ・ウェイ100への参加を希望するワールドトレイルメジャーズの選手の皆様、ご参加を心よりお待ちしています。」

ジャン・フォルティエ：ケベック・メガ・トレイル　レースディレクター

「私たちは長い間世界中の様々なレースと共に歩んでしました。その中で、各レースが独自のやり方で、地元に根ざした強いコミットメントを持って運営していることに常に感心していました。こうした価値観を共有し、私たちのスポーツの独自性を尊重し統合してくれる国際的な輪に参加できる機会を得たことは、私たちにとって非常に光栄なことです。世界中のランナーがこの枠組みに参加してくれることを期待しています。」

スチュアート・マコナチー：RMBウルトラトレイル・ケープタウン　レースディレクター

「RMBウルトラトレイル・ケープタウンは、多様性を理念のひとつとして掲げるワールドトレイルメジャーズの一員となれることを大変誇りに思います。各レースは、トレイルランニングの世界でそれぞれの居場所を築いています。そして、私たちは互いの居場所を尊重し、共有し、認め合うことで、このスポーツのルーツである独立したスタイルで協力しこのスポーツのレガシーを守り続けていくのです。」

公式サイト
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